kintone には、関連レコードやルックアップなど、他のアプリからデータを参照したり、更新したりする機能があります。
関連レコードの場合は、常に最新の情報が参照されますが、ルックアップフィールドの場合は、レコードが更新されるまで最新の情報が反映されません。
今回はそういった問題を解決するため、アプリのレコードが更新されたタイミングで、紐づく他のアプリのレコードを更新するプラグインを作成しました。
ルックアップの最新化はもちろん、アプリ間の同期など、様々な用途に活用できます。
プラグインが提供する機能
- レコードが更新された際に、関連する他アプリのレコードを更新
- キーとなるフィールドを指定して、他アプリのレコードを一括で更新
- アプリの特定のフィールドの値を、他アプリの特定のフィールドにコピー
- 指定した条件を満たす場合のみ、他アプリのレコードを更新
プラグインが活きるシーン
- ルックアップフィールドの最新化
- アプリ間の同期
- レコードの状態に応じた他アプリの更新
- 他アプリのレコードを一括更新
ルックアップフィールドの最新化
プラグインはこのユースケースを一番に想定して作成しました。
例えば、以下のような状況を想定してみましょう。
顧客アプリと案件アプリがあり、案件アプリから顧客アプリの顧客情報をルックアップフィールドを使って参照しています。
ルックアップフィールドには顧客 ID を使用し、コピーするフィールドとして顧客名や住所などを設定しています。
この場合、参照元である顧客アプリの情報が更新された際に、紐づく案件アプリのレコードも最新の情報になることが望ましいです。
しかし、ルックアップフィールドは参照元の情報が更新されても、参照先の情報が自動的に更新されるわけではありません。再ルックアップを行うまで、古い情報が表示されたままになります。
プラグインを活用することで、顧客アプリの情報が更新された際に、関連する案件アプリのレコードも自動的に更新されるようになります。
アプリ間の同期
複数のアプリで同じ情報を管理している場合、 入力タイミングや更新漏れなど、様々な理由で情報が不整合になることがあります。
プラグインを活用することで、アプリ間の情報を自動的に同期することが可能です。
プラグインのソースコード
当プラグインはオープンソースです。 プラグインがどういったファイルで構成されているのか、どのように実装されているのか、全てのプログラムを Github から確認することが可能です。
プラグインのソースコードを確認されたい方は、当ページトップの「ソースコードを確認する」ボタンからプラグインのリポジトリにアクセスすることができます。
お問い合わせ
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