kintone で添付ファイルを扱う際、以下のような課題に直面したことはないでしょうか。
- レコードに添付された複数のファイルを1つずつダウンロードしなければならない
- 一覧画面から複数レコードのファイルをまとめて取得する方法がない
- ファイルのダウンロードに何度もクリックが必要で、業務効率が悪い
当プラグインを使用することで、ワンクリックで複数の添付ファイルを ZIP ファイルにまとめてダウンロードできます。
一覧画面では絞り込まれた全レコードのファイルを一括ダウンロード、詳細画面では表示中のレコードのファイルをまとめてダウンロードすることが可能です。
ソースコードは全て GitHub に公開しており、無料で利用できます。
プラグインが提供する機能
ZIP ファイルによる一括ダウンロード
添付ファイルフィールドに保存されたファイルを、自動的に ZIP ファイルにまとめてダウンロードします。複数の添付ファイルフィールドを対象にできるため、1つのレコードに複数のファイルフィールドがある場合でも、まとめてダウンロードできます。
サブテーブル内のフィールドにも対応
通常の添付ファイルフィールドだけでなく、サブテーブル内に配置された添付ファイルフィールドにも対応しています。設定画面では「サブテーブル名 > フィールド名」の形式で表示されるため、直感的に選択できます。
3 箇所から選択可能なボタン配置
ダウンロードボタンは、以下の 3 つの場所に設置できます。
| 設置場所 | 動作内容 |
|---|---|
| 一覧画面のヘッダー | 現在の絞り込み条件に一致する全レコードの添付ファイルを一括ダウンロード |
| レコード詳細画面のヘッダー | 表示中のレコードの添付ファイルをダウンロード |
| スペースフィールド | 指定したスペースフィールドにボタンを配置し、表示中のレコードのファイルをダウンロード |
業務フローに合わせて、最適な場所にボタンを配置できます。また、複数の条件を設定することで、異なる場所に異なる設定のボタンを同時に配置することも可能です。
カスタマイズ可能な ZIP ファイル名
ダウンロードする ZIP ファイルの名前は、テンプレート変数を使って自由にカスタマイズできます。
| テンプレート変数 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
{{appName}} | アプリ名 | 顧客管理 |
{{appId}} | アプリ ID | 123 |
{{date:FORMAT}} | 現在日時(フォーマット指定可) | 2025-03-15 |
例えば、{{appName}}_{{date:yyyy-MM-dd}} と設定すると、「顧客管理_2025-03-15.zip」というファイル名でダウンロードされます。日付フォーマットには date-fns の書式が利用可能で、yyyy-MM-dd HH-mm のような詳細な指定も可能です。
ファイル名の重複自動回避
同じファイル名のファイルが複数存在する場合、自動的に連番を付与して重複を回避します。
例: 報告書.pdf、報告書 (1).pdf、報告書 (2).pdf
ダウンロード中の進捗表示
一覧画面から大量のファイルをダウンロードする場合、レコードの取得状況やファイルのダウンロード進捗がオーバーレイで表示されます。処理の進行状況を確認しながら安心して待つことができます。
多言語対応
日本語、英語、スペイン語、中国語(簡体字・繁体字)、ポルトガル語(ブラジル)、タイ語の 7 言語に対応しています。kintone の言語設定に応じて、プラグインの UI が自動的に切り替わります。
プラグインが活きるシーン
請求書や契約書の一括取得
月末処理などで大量の添付ファイルをダウンロードする必要がある場合、一覧画面のフィルターと組み合わせることで、必要なファイルだけを効率的に取得できます。
プロジェクト資料の一括バックアップ
レコードに添付された設計書、議事録、仕様書などのプロジェクト関連資料を、ZIP ファイルとして一括でバックアップできます。
写真や画像の一括ダウンロード
現場写真や製品画像など、大量の画像ファイルが添付されているアプリで、必要な画像を素早くまとめてダウンロードできます。
設定手順
1. プラグインの設定画面を開く
アプリの設定 → プラグインから、「添付ファイル一括ダウンロードプラグイン」の設定画面を開きます。
2. ボタンのラベルを設定する
ダウンロードボタンに表示するテキストを入力します。未入力の場合は「一括ダウンロード」がデフォルトで表示されます。
3. 添付ファイルフィールドを選択する
ダウンロード対象となる添付ファイルフィールドを選択します。「フィールドを追加する」ボタンから複数のフィールドを追加できます。サブテーブル内のフィールドも選択可能です。
添付ファイルフィールドが1つも選択されていない場合、その設定は無効として扱われ、ボタンが表示されません。
4. ボタンの設置場所を選択する
以下の 3 つから、ボタンを表示する場所を選択します。
- 一覧画面のヘッダー: 一覧画面に表示され、絞り込まれた全レコードのファイルをダウンロード
- レコード詳細画面のヘッダー: レコード詳細画面に表示され、そのレコードのファイルをダウンロード
- スペースフィールド: レコード詳細・編集画面のスペースフィールドにボタンを配置
「スペースフィールド」を選択した場合は、追加で表示されるドロップダウンからスペースフィールドの ID を選択してください。
5. ZIP ファイル名を設定する
ダウンロードする ZIP ファイルの名前を設定します。テンプレート変数を使用して、動的なファイル名を設定することもできます。.zip の拡張子は自動的に付与されます。
6. 設定を保存する
フッターの「保存」ボタンをクリックして設定を保存します。
サイドバーの「+」ボタンから、複数のダウンロード条件を追加できます。例えば、一覧画面用とレコード詳細画面用で異なる添付ファイルフィールドを対象にするなど、柔軟な設定が可能です。
API の使用回数について
一覧画面から一括ダウンロードを実行する場合、対象レコードの取得と添付ファイルのダウンロードで API を使用します。
- レコード取得: アプリ内のレコード数に応じて API を消費します(500 件ごとに 1 リクエスト)
- ファイルダウンロード: 添付ファイル 1 件ごとに 1 リクエスト
添付ファイルの数が非常に多い場合、ブラウザのメモリ制限により ZIP ファイルの生成に時間がかかったり、失敗する可能性があります。
一覧の絞り込み条件を設定して、ダウンロード対象を適切に絞り込むことをお勧めします。
お問い合わせ
プラグインの不具合や、機能追加のご要望などがあれば、画面上部のナビバーからお問い合わせください。
プラグインのソースコード
本プラグインはオープンソースです。 ソースコードは GitHub で公開されており、どなたでも自由に確認できます。
詳細な実装内容や構成に興味がある方は、ページトップの「ソースコードを確認する」ボタンからリポジトリにアクセスしてください。
よくある質問
-
一覧画面で絞り込んだレコードのファイルだけをダウンロードできますか?
はい、一覧画面のヘッダーにボタンを設置した場合、現在絞り込まれている全レコードの添付ファイルを一括ダウンロードします。
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同じファイル名のファイルが複数ある場合はどうなりますか?
ファイル名の重複は自動的に回避されます。例えば「資料.pdf」が2件ある場合、「資料.pdf」と「資料 (1).pdf」のようにリネームされてZIPに格納されます。
-
サブテーブル内の添付ファイルも対象にできますか?
はい、サブテーブル内の添付ファイルフィールドも設定画面から選択できます。通常のフィールドとサブテーブル内のフィールドを組み合わせることも可能です。
-
ZIPファイル名を動的に変更できますか?
はい、テンプレート変数を使用して動的なファイル名を設定できます。{{appName}}でアプリ名、{{date:yyyy-MM-dd}}で日付、{{appId}}でアプリIDを挿入できます。