
Power Automate Desktopを使って、Chatworkへメッセージを送信する
2021-7-3
2021-7-1
こんにちはリビットです。
RPAを使う上で最も考えないといけないのは、エラー発生時の対応です。
最低限エラーを拾って次の処理に移る、などを実装することは多いと思いますが、できればエラーをログに残したり、ユーザーに通知する手段が欲しいですよね。
今回はChatwork APIを使って、Power Automate Desktopからチャットワークへメッセージを送信する方法を紹介します。
フローの各アクションの紹介
Chatworkへメッセージを送信するだけであれば、必要なアクションは1つだけです。
- Web > Webサービスを呼び出します
から、フローにアクションを追加します。
アクションの内容
パラメーター名 | 内容 |
---|---|
URL | https://api.chatwork.com/v2/rooms/%RoomId%/messages?body=message |
メソッド | POST |
受け入れる | application/json |
コンテンツ タイプ | application/x-www-form-urlencoded |
カスタム ヘッダー | X-ChatWorkToken: %Token% |
要求本文 | (空欄) |
内容には、変数を2つ使っています。
変数名 | 内容 |
---|---|
RoomId | 送信先のルームID |
Token | 自分のAPIトークン" |
ルームIDはChatworkのURLのrid以降の数字部分またはプロフィールから取得できます。 APIトークンはChatworkのアカウント設定から発行できます。詳しくは公式サイトからどうぞ。
アクションの各パラメータ
必要なパラメータを補足していきます。
受け入れる
ChatworkのAPIから取得できる各データはjson形式になるので、application/jsonを指定します。 Power Automateもjsonをそのまま使用できるので相性はいいですね。
コンテンツ タイプ
POSTメソッドやPUTメソッドを使用するエンドポイントのリクエストボディはContent-Type: application/x-www-form-urlencodedである必要があります。
とAPIドキュメントにあります。 今回使用するメソッドはPOSTなので、application/x-www-form-urlencodedを指定します。
カスタム ヘッダー
APIを使用するにはAPIトークンが必要となります。
すべてのリクエストには必ずAPIトークンを含める必要があり、APIトークンはHTTPリクエストヘッダに X-ChatWorkToken というキーでセットする必要があります。
みなさんのRPA開発のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!