echoコマンドを使って文字列を表示する方法と具体例

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コマンドプロンプトやバッチファイルを使用する際に、文字列を表示する方法として echo コマンドが非常に便利です。

この記事では、echoコマンドの基本的な使い方やオプションについて紹介します。

echo コマンドの基本

echoコマンドは、指定された文字列を画面に表示するためのコマンドです。

シンプルな使い方から始めて、徐々にオプションや応用例を見ていきましょう。

コマンドプロンプトでの基本的な使い方

コマンドプロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2023 Ribbit's works All rights reserved.
 
C:\users\user>echo Hello, World! |

このコマンドを実行すると、次のように表示されます。

コマンドプロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2023 Ribbit's works All rights reserved.
 
C:\users\user>echo Hello, World!
Hello, World!
C:\users\user> |

バッチファイルでの基本的な使い方

@echo off
setlocal

echo Hello, World!

endlocal
exit

このバッチファイルを実行すると、コマンドプロンプトと同様に Hello, World! が表示されます。

echo コマンドのオプション

echo コマンドには、いくつかのオプションがあります。

echo on と echo off

echo on および echo off は、コマンドプロンプトやバッチファイルの実行時に、コマンド自体が表示されるかどうかを制御するオプションです。

echo on を指定すると、コマンドが実行される際にコマンド自体も表示されます。

デフォルトでは echo on が有効になっています。

echo off を指定すると、コマンドが実行される際にコマンド自体は表示されず、結果のみが表示されます。

バッチファイルでは、冒頭で @echo off を指定してコマンドの表示を抑制することが一般的です。

空行を表示する

echo.を使用することで、空行を表示することができます。

コマンドプロンプトでの使い方

コマンドプロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2023 Ribbit's works All rights reserved.
 
C:\users\user>echo. |

バッチファイルでの使い方

@echo off
setlocal

echo Hello, World!
echo.
echo This is a new line.

endlocal
exit

echo コマンドの応用

echo コマンドは、環境変数や計算結果を表示する際にも使用できます。

環境変数の表示

環境変数を表示するには、%変数名% の形式で指定します。

コマンドプロンンプトでの使い方

コマンドプロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2023 Ribbit's works All rights reserved.
 
C:\users\user>echo %USERNAME% |

このコマンドを実行すると、ユーザー名が表示されます。

バッチファイルでの使い方

@echo off
setlocal

echo Your username is %USERNAME%.

endlocal
exit

このバッチファイルを実行すると、ユーザー名が表示されます。

計算結果の表示

set /a コマンドを使って計算を行い、その結果を echo コマンドで表示することができます。

コマンドプロンプトでの使い方

コマンドプロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2023 Ribbit's works All rights reserved.
 
C:\users\user>set /a result=3+4 |
C:\users\user>echo %result% |

このコマンドを実行すると、計算結果 7 が表示されます。

バッチファイルでの使い方

@echo off
setlocal

set /a result=3+4
echo The result is %result%.

endlocal
exit

このバッチファイルを実行すると、計算結果 7 が表示されます。

まとめ

この記事では、echo コマンドの基本的な使い方やオプションについて紹介しました。

echo コマンドは、文字列や環境変数、計算結果を表示するために非常に便利なコマンドです。

コマンドプロンプトやバッチファイルで作業を行う際に、ぜひ活用してください。